晴れて鴨川ジムに入門できるかと思いきや、一歩の外見を見た鴨川会長は一歩がボクシングに
向いてないと決め付けてしまう。
そこで、一歩の素質を見るためにスパーリングを行うことになった。

ここで無様な姿を見せれば即座に帰ってもらうという会長の条件は、ど素人の一歩にとって
あまりにもキツイ条件ではあるが、プロになると決意した一歩にとってはやるしかないのである。

しかし、なんとスパーリングの相手は宮田一郎であった。
宮田は元プロボクサーの父に子供の頃からボクシングを教え込まれたボクシングエリート。
そこでセコンドについた鷹村があたえた作戦は「カメ作戦」。
ガードを固めて１ラウンド目を持ちこたえろ！というものだった。

試合開始直後、あっさりと２度のダウンを奪われた一歩だったがプロになりたいという強い思いで
不恰好ながらもひたすら逃げ回る。
１ラウンド終了間際、今までは左手しか使っていなかった宮田が一歩をKOすべく
渾身の力をこめた右手を使いボディを決めるが、一歩は見事ボディ攻撃を耐え抜き
１ラウンド目は終了する。



→Round 3へ続く
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