高校2年生の春、クラスメートから放課後のカラオケの誘いを、実家の釣り船屋の手伝い
のために泣く泣く断る一歩。
自宅への帰り道でいつものように梅沢ら不良グループにからまれ、母親のことまでも馬鹿にされる。
くやしいとは思いながらも言い返せずにいる一歩。
そこに偶然、ロードワーク中の鷹村が通りかかり、あっというまに梅沢らを追い払う。
気を失っていた一歩が目を覚ますと、そこはボクシングジムだった。
鷹村が連れてきてキズの手当てをしてくれていたのだ。
そこであまりにもなさけない一歩の姿をみかねた鷹村は、憂さ晴らしにサンドバックを殴ることをすすめる。
はじめはヘナチョコパンチの一歩だったが、鷹村から基本を少し教わり再びチャレンジすると・・・。
「ドゴオッ!」 轟音とともにダイナマイトパンチが炸裂。
サンドバックは大きく揺れた。
一歩は鷹村から借りたマイクタイソンのビデオを何度も見るうちに
「強いってどんなんだろう」「自分も生まれ変わりたい」と思うようになる。
後日、鷹村にそのことを相談すると
「一週間で、木から落ちてくる葉っぱ10枚をジャブだけでつかむことができれば認める」という課題をだされる。
なかなかうまくいかないながらも練習を積み重ね、とうとう課題をクリア。
ジャブのコツを身につけることに成功し、鷹村からも認められることとなった。
→Round 2へ続く
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